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ダカール首都圏社会基盤情報管理計画調査

情報通信技術都市開発・コミュニティ開発
アフリカ
発注者名 国際協力機構
国・地域名 セネガル
セネガル政府が、西アフリカでのモデルプロジェクトであると位置づけたこの開発調査では、地理情報システムと都市計画の連携が試みられた。
セネガル共和国のダカール大都市圏はアフリカ大陸の北東端のキャップベールと呼ばれる半島に位置する。1960年にフランスから独立して間もなくセネガル政府はすべての土地の国有化を宣言し、1964年まで個人財産としての土地登記を行わなかった。その後80年代、90年代になってから地方から首都圏への急速な移民により、公有地は不法占拠者でうめられてしまった。首都のダカール市に隣接するピキネ市とガディアウェブ市でこの問題は特に深刻であった。この地域の住民の過半数が不法占拠者であることは確実であるとされている。道路、洪水対策、公共施設等のインフラ管理はこの急激な人口増加に追い付いていない。
この状況を軽減するため「セネガル首都圏インフラ情報管理システム調査」がJICAの支援で実施されることになった。地理情報システム(GIS)を使ってコンピュータでの地図を利用し、さまざまな技術分野に応用するという世界の趨勢に従い、地理地図事業局は地図をデジタル化が期待された。
本調査の主要な成果であるインフラ情報管理システム(IIMS)には、都市の状況をよりよく診断し、首都圏インフラへの公共投資と民間投資を確保することを期待され、効果的都市計画行政が促進された。調査団はダカール首都圏200平方キロメートルのデジタル地図を縮尺5,000分の1で作成した。これはインフラ情報管理システムにとってコアとなる成果であった。